ノリを口にして風味や口どけなどを確認する「有明海一番」の審査員=佐賀市の佐賀県有明海漁協

 生産量日本一を誇る県産ノリの最高級ブランド「佐賀海苔(のり) 有明海一番」を認定する食味検査が25日、佐賀市の県有明海漁協本所であった。プロの審査員が、事前審査をクリアした板ノリの検体98点(1点は約3500枚)について一枚一枚、風味や口溶けの良さなどを確かめた。94点が合格となり、「有明海一番」として28日の入札会に出品される。

 「有明海一番」は、他産地の追随を許さないブランドを作り県産ノリの品質をPRしようと、佐賀県有明海漁協と県が取り組む。審査基準をより厳しくした昨年、認定されたのは約5万3千枚。全出品枚数と比較すると、10万枚に3枚しかない超高品質のノリだ。

 柔らかな一番摘みのノリから選ばれるが、今年の秋芽は品質が今一つで審査をクリアするものがなかった。今月収穫した冷凍ノリからは377点の応募があり、この日は、タンパク含有量や硬さを機械で測定してパスしたものを、ノリの商社員やシェフら8人が吟味した。

 今年の冷凍網ノリは海水も十分に冷え、品質は上々という。有明海漁協の古賀勝則参事は「有明海一番は生産者の大きな目標。徐々にブランドも浸透しファンも付いてきた。県民のみなさんにも、絶品のノリを一度は味わってもらいたい」と話した。(宮里光)

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