東よか干潟の上を群れになって飛ぶハマシギなど渡り鳥=佐賀市東与賀町

 渡り鳥のシギ・チドリ類の飛来数が日本一を誇る佐賀市東与賀町の「東よか干潟」で、数十種類の野鳥たちがひしめき合いながら羽を休めている。大群のハマシギが一斉に飛び立つと、1つの大きな黒い影となって潟上で華麗な乱舞を見せる。

 有明海の干潟は国内全体の干潟の40%を占め、日本一の広さ。渡り鳥の中継地や越冬地として年間を通じ100種類以上の野鳥を観察できる。シギやチドリ類は夏季にシベリアやアラスカで繁殖し、冬季になると越冬のためにオーストラリア方面へと南下する。そのルート上にある東よか干潟は長旅の休息地として1万羽以上の鳥が集まる。

 昨年10月にオープンした東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」では、展望棟にある望遠鏡での観察や等身大模型などで野鳥の生態を詳しく学べる。「東よか干潟はカニやエビ、ゴカイなどエサとなる生物が豊富で野鳥にとっては三つ星レストラン」と施設職員。「潮位が5メートルを超える満潮の前後1~2時間が鳥たちを間近で見られるチャンス」と話す。(写真と文・鶴澤弘樹)

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