新型コロナウイルスの感染防止対策のため、座席を空け、声援を控えて拍手やグッズで選手を鼓舞するブースター=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館

 最後まで勝負の行方が分からない大熱戦。試合終了のブザーが鳴り響くと、ブースター(ファン)は肩を落とした。バスケットボール・男子Bリーグ2部(B2)の佐賀バルーナーズは23日、佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館で山形ワイヴァンズに72-73で惜敗し、後半戦初戦を白星で飾れなかった。「悔しさを次につなげて」「B1昇格に向けて勝利を」-。最後まで全力を尽くした選手たちに、会場からは惜しみない拍手が送られた。

 佐賀新聞マッチデーとして行われた後半戦初戦。B1昇格を目指すチームを後押ししようと、461人が会場に訪れた。新型コロナウイルス感染防止対策として、入り口では検温や消毒が行われ、座席を1席ずつ空けた上で声援も禁止された。ユニホームに身を包んだ佐賀市の公務員村田祐也さん(33)は「声は張れないけれど、手拍子でコートに気持ちを届ける」。

 試合は山形にリードを許す展開となった。鳥栖市の野上虎雅君(10)は「フリースローがあとちょっとのところで入らない」。佐賀市の中原瑞恵さん(49)は「シュート力がいつもよりも落ちている印象。後半は3点シュートで巻き返してくれるはず」と力を込めた。

 後半、チームは観客の後押しを受けて猛反撃し、一時は逆転に成功したが、残り6秒で勝ち越しを許し、勝利をつかめなかった。

 グッズをたたいて懸命に応援した佐賀市の髙木進大朗君(10)は「負けてしまったけど、選手たちの最後まで諦めない気持ちが伝わってきてかっこよかった」。家族で応援に来た江頭姿織さん(50)は「コロナ禍の今の時代に勇気と元気をもらえた。試合中はずっとワクワクした。また応援に来たい」と笑顔を見せた。(中島佑子、森田夏穂)

このエントリーをはてなブックマークに追加