佐賀バルーナーズ-山形ワイヴァンズ ゴール下で競り合う佐賀バルーナーズのレイナルド・ガルシア(中央)=SAGAサンライズパーク総合体育館

 スコアは72-72。試合時間は残り6秒。相手の放ったフリースローがネットを揺らし、間もなく試合終了を告げる無情のブザーが鳴った。佐賀バルーナーズは後半に怒濤(どとう)の追い上げを見せたもののわずかに1点届かなかった。ルイス・トーレスヘッドコーチは「序盤にエネルギーと集中力が足りなかった」と肩を落とした。

 けが人を数人抱えた上、2週間ぶりの試合。チームはすぐにエンジンが掛からず、ターンオーバーなどのミスも目立った。前半を終えて34―43。ハーフタイムには試合に対する姿勢など、課題を全員で共有した。

 効果はすぐに表れた。第3クオーターは1対1の守備を修正し、相手に簡単にシュートを打たせなかった。レイナルド・ガルシアを中心に得点を重ね、3点差に迫った。この試合両チーム最多の24点を挙げたガルシアは「ボールに対する執着心と走れたのがよかった」と振り返った。

 最終第4クオーターも、澁田怜音とケニー・ローソンの3点シュートや、中西良太の得点などで一歩も譲らず、残り2分で72―69とリードを奪い、会場の熱気は最高潮になった。しかし、直後に相手に3点シュートを決められて同点とされ、残り6秒で痛恨のフリースローを与えた。

 後半戦初戦を白星で飾れず、前節から3連敗。西地区2位のFE名古屋に1ゲーム差に迫られた。井上諒汰主将は「後半のいい時間のようなプレーを40分やり続けることがB1昇格には必要」と課題を見つめた。24日も再び山形と対戦する。井上は「明日こそは熱い姿勢や覚悟を見せるようなプレーをしていく」と誓った。(草野杏実)

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