任期満了に伴い26日告示、31日投開票の日程で実施される杵島郡白石町議選で、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、街演活動を2時間短縮することを現職の立候補予定者が申し合わせた。新人も同調する意向を示している。

 午前8時から午後8時まで可能な街演活動を、選挙戦最終日の30日を除き、午後6時までに短縮する。片渕栄二郎議長の提案で、現職が昨年11月下旬から話し合いを重ねてきたという。

 現職の一人は「話し合いの際、短縮に反対する声はなかった。選挙運動中は選挙カーの中などで密になることが懸念される」と説明した。個人演説会や総決起大会に関しては「何十人も集まることが予想され、やめた方がいいのではという声も出ている」と述べた。

 新人の一人は「今のコロナの状況を見て決めたことだと思うので、同じように短縮したい」と話した。

 行政法を専門とする佐賀大学経済学部の児玉弘准教授は「申し合わせは、自主的に従うのであれば法的に問題はない。ただし、背くことができないような事実上の強制になっていないかは気になるところ」と指摘し、街演活動の時間短縮について「有権者が投票する際の判断材料が減ることになる」と懸念も示した。

 白石町議選は町長選と合わせて告示され、定数16に対して現職15、新人3の18人が出馬を予定している。

 24日告示、31日投開票の唐津市長・市議選は街演の短縮はない。現職議員の間で話題に上ったが、本格的な協議にはならなかった。(松田美紀、成富禎倫)

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