何かに一生懸命な人に

 タイトルの「たまごを持つように」というのは、弓道(きゅうどう)の弓を握(にぎ)る力加減(かげん)のことです。弓だけでなく人間関係においても力を入れ過(す)ぎると、うまくいかなくなるものです。
 主人公は弓道部の中学生3人です。人よりも不器用で弓道もなかなか上達しない早弥、才能(さいのう)に恵(めぐ)まれているけれどトラブルメーカーの実良、武道(ぶどう)を愛する努力家でハーフの春。
 3人は全国大会を目標に練習に励(はげ)みますが、ある時から実良は深刻(しんこく)なスランプに陥(おちい)ります…。
 弓道は剣道(けんどう)や野球、バスケットボールなどに比(くら)べるとなじみの薄(うす)いスポーツかもしれません。しかし、目標に向かい努力を重ねる姿(すがた)、時にぶつかり合う姿は他のスポーツとなにも変わりません。
 それぞれの悩(なや)みや葛藤(かっとう)に挑(いど)む姿に胸(むね)が熱くなります。早弥、実良、春の3人は壁(かべ)を乗(の)り越(こ)えて全国大会へ出場することができるのでしょうか?
 スポーツや勉強、何かに一生懸命(いっしょうけんめい)な人にお薦(すす)めの1冊(さつ)です。(司書ネットワーク課 甲斐田千紘)

 【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽ぼくのまつり縫い
 神戸 遙真/作 偕成社
▽ハジメテヒラク
 こまつ あやこ/著 講談社
▽俳句ステップ!
 おおやなぎ ちか/作 イシヤマ アズサ/絵 佼成出版社

 【図書館へ行こう】
 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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