活動の工夫について紹介する大井地区環境保全会のメンバーたち=佐賀市文化会館

 農業や農村が持つ多面的機能の継承を考える「佐賀県農地・水・環境フォーラム」が、佐賀市文化会館で開かれた。新型コロナウイルスの感染予防のため無観客で実施され、水路や農道の草刈りなど農地を維持する活動に取り組む3団体が発表した。

 前年の聴講者は約1200人だったが、今年は「3密」を防ぐため関係者約50人に絞り込んだ。大井地区環境保全会(杵島郡白石町)、宮野地区活動組織(武雄市山内町)、玄海町農地・水広域協定運営委員会(東松浦郡玄海町)が事例発表した。

 草刈りや花壇管理、土のうづくりなどに取り組む大井地区環境保全会で書記を務める田中達郎さんは、組織運営の工夫について説明した。作業の軽重に応じて日当の単価を決め、表計算ソフトの活用で簡単に集計していることを紹介。作業の日時を固定し、参加率を上げた点にも触れた。

 フォーラムは、県内自治体や農業団体などでつくる県農地・水多面的機能推進協議会が毎年開催。九州農政局地方参事官の馬場範雪氏、林業・木材製造業労働災害防止協会事務局長の奈良﨑英樹氏の講演もあった。(大田浩司)

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