ハウス内にびっしり実ったキンカンを丁寧に摘み取る光岡豊さん=佐賀市大和町大願寺

 佐賀市大和町でキンカンの収穫がピークを迎えている。春のような暖かさのハウスの中には陽光をためこんだオレンジ色のキンカンがびっしり。糖度が高いのが特徴という。

 収穫は1月中旬にスタート。ハウスは最低気温が2度以下にならないよう加温しているという。約15アールを栽培する光岡豊さん(68)は、枝に鈴なりのピンポン玉のような丸々とした実を一つ一つ丁寧に摘み取っていた。光岡さんは「数が多い分、手が掛かるね」と説明。連日、4、5人で作業にあたり、1日に12キロほど入るコンテナ、30~35箱分を収穫する。

 JAさが佐城北部営農経済センター大和事業所によると、大和町では11人が1・2ヘクタールで栽培している。JAでは糖度18度以上のものを「あんみつキンカン」としてブランド化。今年は夏場以降、雨が少なく糖度も十分といい、担当者は「皮だけでなく果肉もそのまま食べられる。風邪予防にどうぞ」とPRしている。

 昨年は約15トンを生産。今年も福島県や長野県、関東、関西などに出荷を見込むが、「コロナの影響で値段が安めなのが心配」という。

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