就任式で宣誓するハリス米副大統領=20日、ワシントンの連邦議会議事堂(UPI=共同)

 ハリス米副大統領による20日の就任式関連イベントでの演説全文は次の通り。

 こんばんは。今夜、先人の偉業のおかげで皆さんの副大統領として発言できることを光栄に思う。この瞬間は、さまざまな意味で国家としての米国の特色を体現し、われわれが何者かを示している。

 暗黒の時代でも、われわれは夢見るだけでなく実行に移す。過去を振り返るだけでなく、この先に何があり得るかを考える。われわれは月を目指し、月面に星条旗を立てた。勇敢かつ大胆不敵で野心的だ。立ち上がり、克服するという信念が揺らぐことはない。それが米国の志だ。

 南北戦争のさなかに、エーブラハム・リンカーンはより良い未来を夢見て、それを築いた。連邦政府の土地提供による大学設置や、大陸横断鉄道によって。公民権運動のさなかに、キング牧師は人種間の平等と経済の公平さのために闘った。

 歴史を通して、この国の女性たちが平等な権利を求めることや、権利章典の起草者たちがそれ以前にはほとんど記されたことがなかった自由を求める原動力となったのが米国の志だ。

 大いなる試みは大いなる決意を伴う。実行する意思と、改善や修正を続けて完全なものとして保つための英知も必要とする。同様の決意が今日の米国に現れている。

 私はそれを、未来を変える科学者たちや次世代を育てる親たち、革新者たちや教育者たちに見いだす。自分や家族、地域のため、より良い生活を築こうとしている人たち皆の中に見いだす。これも米国の志だ。

 バイデン大統領が今、奮い起こせとわれわれに呼び掛けているのは、危機の先まで見据える勇気だ。難しいことや良いことを行うこと、団結すること、自分たちや米国を信じ、一緒に成し遂げられることを信じることだ。ありがとう。米国に神のご加護を。

 (ワシントン共同)

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