全日本きもの装いコンテスト関東大会で「装いの女王」に輝いた松田優実さん(中央)=昨年12月、東京都昭島市のKOTORIホール(提供写真)

全日本きもの装いコンテストの関東女王に輝いた松田優実さん(提供写真)

 鹿島市出身で学習院女子大3年の松田優実さん(21)が、着物文化の継承などを目的とする「2021全日本きもの装いコンテスト関東大会」(全日本きものコンサルタント協会主催)の女王に輝いた。大臣らの表敬訪問など女王の活動も始まり「普通だと出会わない方々と話すことができ、世界が広がる」と話し、春以降に開かれる各地区の女王や外国人の部などの上位者が集う世界大会(東京都)に臨む。

 大会は昨年12月に開かれ、松田さんは約20人が参加した振り袖の部に出場。留め袖、カジュアルも含めた3部門トップの「装いの女王」に選ばれた。大学では国際文化交流学部日本文化学科で学び、きもの文化部に所属。海外留学を望んでいたが新型コロナで行けずにいたところ、大会の数カ月前に出場者に選ばれた。

 大会は、ステージ上で鏡を見ずに一人で装う着付けの実技審査がある。長じゅばんを着た状態から5分間で、着物を羽織って裾の線を決め、帯をつくり、その帯を巻いて完成させる。当初は13分かかり「無理やろ…」と思ったという。猛特訓してタイムを縮め、裾の線も下を見ずに決められるようになり、大会では5分ジャストで仕上げた。

 松田さんは、祖母や母が伝統芸能の伝承に携わり、自身も幼少から詩吟を習って着物にも親しんできた。2次のスピーチ審査では「祖母から母へ、母から娘へ伝えられたように、自分も将来、それを伝承していきたい」と思いを述べた。

 世界大会に向け、着付けの練習も継続中。ふるさとに旅館をつくるのが夢で、就活では経営を学ぼうとコンサルタント業などを調べている。女王として着物文化の発信活動に携わる中で「日本の伝統文化を発信する企業なども探してみたい」と話す。(樋渡光憲)

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