防災ヘリを使った出動訓練に臨む県防災航空隊の隊員=佐賀市川副町犬井道の県防災航空センター

防災ヘリでの動きについて実演する県防災航空隊の隊員=佐賀市川副町犬井道の県防災航空センター

防災ヘリの着陸時の動きについて確認する県防災航空隊の隊員=佐賀市川副町犬井道の県防災航空センター

県防災航空センター=佐賀市川副町犬井道

 消防防災ヘリコプター(防災ヘリ)の3月末の運用開始を前に、佐賀県は21日、県防災航空隊の訓練と県防災航空センター(佐賀市川副町犬井道)の施設を報道陣に公開した。愛称は各消防本部からの意見を踏まえ「かちどき」とした。

 防災ヘリは、3月28日に運用を開始する予定。訓練では、隊員が手信号で誘導や搭乗の合図を出し、駐機場上空を旋回、着陸するまでの手順を確認した。

 同センターは2階建てで、延べ床面積1575平方メートル。1階には格納庫、事務室や活動資機材庫、出動準備室のほか、悪天候時にも利用できるホイスト訓練施設がある。二つの駐機場の総面積は約3ヘクタールで、大規模災害時に全国から集まる救援ヘリの拠点施設として最大22機収容できる。

 防災航空隊のエンブレムには、カチガラスが佐賀の地形の頭上を飛ぶ様子と7つの星を描いた。星は唐津の7つの離島、5消防本部・県・運行委託会社の7者の連携を表現している。

 1月下旬以降、離島への隊員投入や山岳救助などを想定した本格的な飛行訓練などを実施する。同センターの宮地誠所長は「近年の大災害で、発生状況を迅速に収集する上でヘリに勝るものはない。安全で確実な運用を図る」と話した。

 ヘリ購入費は約14億690万円、センターの建設費は約22億円。維持管理費は年間約2億5千万円前後を見込んでいる。(松岡蒼大)

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