唐津海上保安部は21日、管内で発生した2020年の海難事故の状況(速報値)を発表した。釣りや遊泳など海のレジャーで事故に遭った人は13人で、過去10年で最多となった。船舶の事故は19隻で19年より7隻減少したが、プレジャーボートの事故は14隻で1隻増加した。船舶事故での死者・行方不明者は3年続けて0人だった。

 遊泳や釣りなど「マリンレジャー」で事故に遭ったのは前年より4人増えた。このうち、パドルを使ってこぐサーフィン「スタンドアップパドルボード(SUP)」の事故が19年より3人増えて5人だった。

 船舶事故19隻を種類別で見ると、プレジャーボート14隻、漁船4隻、作業船1隻だった。原因は、エンジン故障などによる運行不能が10隻で最も多く、浸水4隻、衝突3隻、乗り揚げ2隻と続いた。

 船舶事故が減少した要因の一つとして、唐津海保交通課は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などで人出が減少したことなどを挙げる。その上で「事故を起こした人に、再発防止に向けた指導徹底などを重点的に行っている。そのような活動の効果もあるのではないか」と話している。(小部亮介)

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