地域の安全・安心のため、日々活動している消防団。県内20市町で活躍する若手団員に、入団のきっかけややりがいなどをお聞きします。今回は武雄市消防団第5分団第5部の友廣拓弥さん(26)です。

地域の信頼を得て活動に誇り

武雄市消防団第5分団第5部 友廣拓弥さん(26)

 

 武雄市などに甚大な被害を及ぼした2019年8月の佐賀豪雨では、被害を受けた市内中心部に派遣され溝掃除や土のう運びに従事しました。経験したことのない水害の惨状に、「もし、自分が住む地区でこんな被害を受けたら」との恐怖を感じました。当時は入団して2年目でした。ただ、水害で地域に大打撃を受けた現実の前では、いつまでも恐怖や不安を引きずる訳にもいかず、消防団員として復旧活動に全力で取り組みました。活動では「自分でできることは何でもやる」との決意のもと、不安を一つずつ消していきました。

 父親は分団長まで務め上げ、私も地域の安全と安心のためなら、との強い思いで3年前に入団しました。佐賀豪雨では想定外の事態でしたが、地域住民の方々から「ありがとう」との言葉を受け、消防団員としての活動に誇りを持ちました。

出初め式での消防団パレード=2020年1月

 消防団の活動は地域密着型です。団員と地域の方々との新しい出会いを作ってくれます。消火活動や水防活動などのほかに、行方不明の捜索など消防団の活動は幅広いのが特徴です。地域では、何かが起きたとき、「消防団がいるから安心」と住民に思われるよう、日々の活動や訓練にやりがいを思えるようになりました。「自分が住むまちは自分で守る」との思いさえあれば、おのずと消防団は魅力的に感じると信じています。

 

先輩からメッセージ

武雄市消防団第5分団第5部長 友廣崇喜さん(34)

 

 少子高齢化や過疎化など中山間部の地区では、一人暮らしの家庭が多くなり、火事など災害に対して消防団の初動が防災に対して大きな役割となってきます。友廣君は礼儀正しく、若手ながら自ら進んでリーダシップを取ってくれます。そのまっすぐな気持ちを地域貢献に生かし、同時にほかの団員たちと一緒に成長しようとする姿に、素晴らしく感じます。将来的には団の大黒柱になってほしいですね。

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