鳥栖市役所

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した鳥栖市立保育所「鳥栖いづみ園」が臨時休園していることを受け、市は20日、代わりの受け入れ態勢による代替保育をいづみ園で始めた。PCR検査の結果が陰性で、濃厚接触者ではない園児のうち、両親が救急医療従事者の家庭と、ひとり親の世帯に絞って実施している。

 職員43人は感染者か、濃厚接触者に当たるため、休園期間の26日まで保育に従事できず、別の市立保育所3園から職員5人の応援を受ける。休園中の平日午前8時から午後6時まで預かる。市こども育成課は「園児数は180人だが、職員数が限られるため少人数しか対応できず、対象を絞らざるを得なかった」と説明している。「新たな感染者は確認されておらず、27日からの再開の準備を同時並行で進めたい」と話す。

 一方で佐賀市は、クラスターの発生で臨時休園している市立川原保育所で21日から、仕事を休むことが難しい医療従事者の家庭などを対象に代替保育をする。約10人の利用を見込み、26日までの休園期間中の平日午前7時半から午後5時半まで預かる。41人の保育士のうち、感染者や濃厚接触者、育休取得者、感染リスクが高い高齢者を除いた3人で対応する。保育幼稚園課は「ぎりぎりの人数での対応になる。何とか乗り越えて、安全性を確保した上で再開させたい」とする。

 市は、川原保育所関連で19日に実施した検査で新たな陽性者は確認されなかったと発表した。(樋渡光憲、大田浩司、川﨑久美子)

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