アンゴラに勝って2次リーグ進出を決め、喜ぶ日本の選手たち=アレクサンドリア(ロイター=共同)

岩下祐太

 ハンドボール男子の世界選手権に出場している日本代表の中で、トヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)のGK岩下祐太(29)の存在感が高まっている。19日のアンゴラ戦を含めてここまで全3試合に先発出場し、好セーブを連発。24年ぶり2度目となる1次リーグ突破の快挙に大きく貢献した。

 この日のアンゴラ戦では、試合時間60分のうち約45分間ゴールを守り、27本中8本のシュートを止めて、1点差の勝利に一役買った。

 日本は1次リーグ初戦(15日)で、クロアチアと引き分けて波に乗った。昨年のヨーロッパ選手権で準優勝し、過去に2度オリンピックで金メダルに輝いた強豪を相手に、岩下はノーマークシュートを防ぐなど、立ち上がりから決定機を何度も阻止。世界の大舞台で持ち味の高い集中力と瞬発力を遺憾なく発揮し、チームを勢い付けた。

 世界選手権の開幕前、岩下は「強豪が集まる大会で自分の存在をアピールしたい」と決意を語っていた。その言葉通り、「日本の守護神」と呼ぶにたがわぬ結果を残している。2次リーグでも活躍を続け、今夏の東京五輪代表の座を確実なものにする。(井手一希)

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