嘉瀬川ののり面に浮かび上がる「来秋、もう一度大空へ」の文字=佐賀市久保田町(ドローンで撮影)

嘉瀬川ののり面に浮かび上がる「来秋、もう一度大空へ」の文字=佐賀市嘉瀬町側からドローンで撮影

のり面に草を集めて文字をかたどる作業員=昨年11月末、佐賀市嘉瀬町の嘉瀬川

 「来秋、もう一度大空へ」―。佐賀市の嘉瀬川河川敷に、のり面の草を燃やして書いた巨大なメッセージが昨年末から出現している。新型コロナの影響で昨年中止されたバルーンフェスタへの思いが伝わる“焼き文字”で、SNSでも話題になっている。

 メッセージは同市久保田町側の右岸に書かれ、大きさは1文字約7メートル四方、長さ約100メートル。例年、バルーンフェスタの会場となる対岸から眺めるとよく見える。“仕掛け人”は小城市の建設会社「岡本建設」で、本年度、嘉瀬川ののり面除草などを含む堆積土砂掘削工事を請け負っている。

 同社の現場代理人、下田誠さん(36)=佐賀市=が昨秋、この文言が書かれたバルーンフェスタのポスターを見たという。「これをのり面に書かせてほしい」。管理する武雄河川事務所嘉瀬川出張所に掛け合った。作業は11月末に行われ、事前に刈った枯れ草を文字の形に集め、燃え広がらないよう周りに水を掛けながら焼いた。

 嘉瀬川出張所の興梠逸郎所長(59)によると、完成後の空撮画像を武雄河川事務所のツイッターに投稿したところ、大きな反響があった。一昨年のバルーンフェスタの時も、当時の工事請け負い業者が第40回大会を祝ってのり面に字を書いたことがあるという。

 下田さんは「毎年、地域を活気づける大会。中止を残念がっている地域の人々を少しでも元気づけられたら」と思いを語った。(志垣直哉)

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