接着剤を使った絵に取り組んだ全校児童と、合作の作品を掲げる冨永ボンドさん=唐津市の高島小

黒色の接着剤で絵を縁取る西隈駿君

黒色の接着剤で色を縁取る子ども=唐津市の高島小

全員で好きな色の縦線を入れて合作を作る子どもたち=唐津市の高島小

西隈君が紙粘土で作った唐津くんちの作品

 離島にある唐津市の高島小の全校児童5人が20日、画家の冨永ボンドさん(37)=多久市=と作品作りに励んだ。島外の中学に通うことになる唯一の6年生との思い出をつくろうとPTAが企画し、島民や保護者に囲まれてにぎやかに卒業制作を完成させた。

 6年生の西隈駿君は、県の絵画コンクールで特選になるなど絵やものづくりが得意。唐津くんちの曳山(やま)や城をモチーフに、絵画や紙粘土で作品を作っている。黒色の接着剤で色の境目を縁取る冨永さんのオリジナルの画法で制作に挑戦した。

 子どもたちは木板のキャンバスに好きな色をのせたり、花をモチーフに絵を描いたりした。全員の合作は思い思いの色で縦線を描いた作品。線は人が歩んでいく人生や道に見立てていて、冨永さんは「まっすぐな線だけじゃなく、一つとして同じ線はない」と語り掛けた。

 卒業制作で獅子舞を描いた西隈君は「接着剤で描くのは初めてだったけどよくできた。小学校は釣りや絵を描いたりして楽しかったな」と笑顔で語った。(横田千晶)

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