「浜野浦の棚田」と耕作者たち。CFで集まった資金は棚田の保全活動支援に充てられる=玄海町(提供写真)

 玄海町の観光名所の一つ「浜野浦の棚田」を守るため、町はふるさと納税の仕組みを活用した「ガバメント クラウド ファンディング(GCF)」で資金を調達する取り組みを始めた。目標金額は700万円で、棚田の保全活動に充てる。3月6日まで。

 浜野浦の棚田は、毎年4、5月にかけて水の張られた田んぼが、玄界灘に沈む夕日に照らされる様子が絶景として知られるが、近年は高齢化により耕作者が減少。現在、町民12人が耕作しているが、棚田全体の約4割が放棄地となり、このままでは景観の維持が難しくなっている。

 こうした背景から集まった資金は、水路や石積みの補修、除草などのボランティア活動に充てる。支援は1口1万円からで、返礼品は棚田で育った「棚田米」に加え、金額に応じて佐賀牛や鯛しゃぶセット、旅館の宿泊券などがもらえる。

 同町地域おこし協力隊の国重亜樹奈さん(30)は「コロナ禍で現地に来られない分、クラウドファンディングで協力と応援をしてほしい」と呼び掛けている。(中村健人)

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