高病原性鳥インフルエンザの発生が九州を含む全国で相次いでいることを受け、佐賀県は20日、県内の全養鶏場167カ所を対象に消毒用の消石灰の緊急配布を始めた。昨年11月、12月に続いて3回目。

 佐賀市など県内15カ所に配布拠点を設けた。各養鶏農家が取りに来る形で、20キロ入りの消石灰約6800袋を来週までに配る。

 今季の鳥インフルエンザは19日現在、宮崎県や香川県など15県36事例に上り、鶏の殺処分数は過去最多になっている。佐賀県畜産課は「県内では発生していないが、ウイルスが入ってきていると認識している。危機感を持って対応してほしい」と呼び掛けている。

 県は家畜伝染病予防法に基づく「消毒命令」を県内全域の養鶏場に出しており、31日まで鶏舎の周囲と農場外縁部の消毒を継続するように求めている。命令の期間を近く、2月28日まで延長する。(円田浩二)

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