佐賀県は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種調整チームを設置した。原惣一郎県民環境部長をチームリーダーとし、部局横断の10人で構成する。全ての県民を対象にした前例のない予防接種事業に向け、実施主体の市町や医師会と連携を図り、態勢整備を急ぐ。

 チームの設置は15日付。サブリーダーを久保山善生政策部副部長が務め、職員8人が庁内に設けた1室で調整作業に当たる。

 県は3月中旬ごろからと想定される新型コロナの診療に関わる医師や看護師、救急隊員、保健所職員らへの優先接種を主体的に実施する。「どの医療機関でどのように実施するか、ワクチンを超低温保管できる冷蔵庫の配置も含め、医療関係者と調整している」という。

 一般県民への実施は市町が主体で、接種に必要な「接種券」の発送や会場の確保など検討課題が山積している。県のチームは国からの情報を整理しながら市町からの問い合わせに応じている。チームリーダーの原部長は「まだワクチンの承認前で不明な部分も多いが、市町や医師会と意見交換をしながら接種が円滑に進むよう尽力したい」としている。(栗林賢)

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