シンデレラ城や熊本城などの複合作品を説明する柿原弘資さん=佐賀市成章町の自宅

制作途中の新作「カティサーク」と、作者の柿原弘資さん=佐賀市成章町の自宅

自身の作品に囲まれて「カティサーク」を持つ柿原弘資さん=佐賀市成章の自宅

完成途中の帆船「カティサーク」=佐賀市成章町の自宅

今年の干支「丑」の置物=佐賀市成章町の自宅

 広告美術工の柿原弘資さん(87)=佐賀市=が、手掛ける模型が話題になっている。柿原さんは看板制作業の傍ら佐賀藩の蒸気船や軍艦、帆船など数多く制作。会社の経営を息子に譲った後は、世界の名所を集めたオリジナルの模型を作るなど作風が広がっている。趣味歴は50年以上になるが「根っからの職人気質を生かして、これからも自由に作品を作っていきたい」と意気盛んだ。

 柿原さんは、1999年に「現代の名工」に選ばれるなど看板広告業界でも知られた人物。30代から趣味として船の模型作りに没頭し、佐野常民記念館(佐賀市)に佐賀藩の洋式軍艦「電流丸」の精巧な模型を贈って話題になった。

 新作の船の模型は「カティサーク」。19世紀ごろ中国から英国に紅茶を運び、一番早く走れる帆船として脚光を浴びた。「船マニアが、一度は作ってみたいと憧れる船」と柿原さん。甲板部などの細かい部分も入念に作られている。

 近年は人気アニメ「ワンピース」に登場する「ゴーイングメリー号」やアニメ映画「ハウルの動く城」風の作品のほか、シンデレラ城や熊本城などを組み合わせた創作の模型も制作。総作品数は100点以上にものぼる。柿原さんは「作品はずっと生き続ける。長い間、人を笑顔にできると思うと、作りがいがある」と魅力を語った。(中島野愛)

広告美術工 柿原弘資さんの作品(1月13日)
このエントリーをはてなブックマークに追加