中村実聖さん(佐賀清和高3年)油彩画「終焉」(50号)

松尾蓮乃さん(伊万里高3年)創作「王漁洋詩」

井上佳太郎さん(佐賀北高通信制3年)「怪魚」

 第4回全九州高校総合文化祭熊本大会の佐賀県代表作品展が、佐賀市で開かれている。美術・工芸、書道、写真の3部門で代表に選ばれながらも、コロナ禍で展示されなかった作品29点を展示する。

 同大会は九州8県の生徒らを集めて、昨年12月から囲碁や放送など全9部門で開く予定だった。しかし新型コロナウイルス感染防止のため、展覧会やコンクールが中止となった部門もあり、県代表生徒の作品を見てもらう機会を作ろうと県高校文化連盟が代表作品の展覧会を企画した。

 美術・工芸は絵画とデザイン、立体作品8点を展示。中村実聖みさとさん(佐賀清和3年)の「終焉(しゅうえん)」は、「Idol」「HELP」など随所に英単語をちりばめ、学校生活で人間関係の内に感じた人の本質を重厚な油彩画で表した。

 書道はかなや創作など10点が並ぶ。松尾蓮乃(れの)さん(伊万里3年)の創作「王漁洋詩」は、中国清代の詩人・王漁洋の五言律詩2点を大字と細字を取り混ぜて書いた。リズミカルで張りのあるさえた線で、いきいきとした力強い作品に仕上げている。

 写真は高校生が足元の植物や友人の笑顔など、身近な風景を切り取った11点。井上佳太郎さん(佐賀北通信制3年)の「怪魚」は、昨年6月21日に起こった日食で、雲と欠けた月が魚のように見えた瞬間をユーモラスに捉えた。

 第45回全国高校総合文化祭は和歌山県で、7月31日から8月6日まで開かれる予定。(花木芙美)

 ▼佐賀市松原の佐賀バルーンミュージアム3階青少年センターで31日まで。

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