県警察学校に機能を移転するため、資機材などを本部から搬出して積み込む警察官ら=佐賀市の県警本部

 佐賀県警は18日、大規模な地震が発生して庁舎が使えない事態を想定し、本部機能を移転する訓練を佐賀市や神埼市で実施した。県警本部の警察官や神埼署員ら計約70人が参加。機能継続のために必要な資機材の搬出方法や災害警備本部の設置、被害状況の把握などの手順を確認した。

 訓練は、佐賀市の平野部を震源としたマグニチュード(M)7・5、最大震度7を観測する地震が発生し、庁舎の天井や壁が一部崩落したと想定して実施。災害時の本部機能の移転先は、佐賀南署と小城署、交通機動隊(佐賀市久保泉町)、県警察学校(同市日の出)としており、18日は警察学校に本部機能を移した。

 車両にパソコンや通信機器、必要な書類などを積み込んで県警本部を出発。警察学校内の部屋に本部を設置後、警察学校の初任科生27人も加わって要救助者の救出訓練を行った。県警警備2課の小池貞幸警部は「訓練はおおむね良好に実施できた。初任科生にとってもいい経験になったと思う」と話した。

 また、神埼署では、M7、震度6強の地震で、同署の庁舎は一部損壊して業務継続が困難となったという想定で実施。昨年9月から運用している神埼市の新庁舎に初めて機能を移し、災害警備本部の設置と運営などを確認した。同様の訓練は本年度、神埼署を含めて5署で実施した。

(小部亮介)

このエントリーをはてなブックマークに追加