鹿島市が実施した有明海に関する調査の報告会「有明海から環境を考えるシンポジウム」が24日午後1時から、市生涯学習センターエイブルで開かれる。カモによる養殖ノリの被害の状況を初めて調査し、カモ類が飛来する時間帯や種別などを、センサーカメラを設置して調べた。人と自然が共生する地域づくりを探る手だてにする。

 調査は、2019年末~20年1月にカモ類の撮影を実施した。鹿島市沖のノリ養殖場に飛来するのは植物を主な餌とするヒドリガモが大半を占めることが確認され、種別ごとに採餌の傾向が異なることを明らかにした。今後の対策につなげていく。

 このほか、有明海沿岸4県でNPO法人バードリサーチが行った「有明海全域カモ調査2020」の報告がある。鹿島市の干潟がラムサール条約湿地に登録されたのを機に、佐賀大に委託して実施した5年間の有明海調査の報告もある。佐賀大農学部の速水祐一氏が報告する。

 シンポはラムサール条約登録5周年を記念して開催する。午後1時から午後3時半まで。鹿島市のユーチューブでオンライン試聴ができる。会場視聴の申し込みは市ラムサール条約推進室。0954(63)3416。(中島幸毅)

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