女性を救助し、署長感謝状を受けた溝内駿斗さん(左)、長谷川星空さん(中央)、髙橋蒼さん=佐賀市の佐賀南署

 自転車ごと水路に転落した50代女性を、連携して救助したとして、川副中3年の男子生徒3人に佐賀南署(白仁田浩司署長)から感謝状が贈られた。3人は「人助けをしてよかった。感謝状をもらえてうれしい」と喜んだ。

 感謝状を受けたのは、髙橋蒼さん(15)、長谷川星空さん(15)、溝内駿斗さん(15)=いずれも佐賀市川副町早津江。

 同署によると、昨年11月9日午後4時半ごろ、3人は一緒に下校中、水路に自転車ごと転落し自力で脱出ができずにいた女性を発見、協力して助けたという。

 水路の幅は約2メートルで、泥でぬかるんだ状態だったため「見た瞬間、起き上がれないと思った」と髙橋さん。溝内さんが「大丈夫ですか」と声をかけると、女性は「大丈夫だけど、起き上がるのは厳しい」と答えたという。

 学校に携帯電話を持って行くことは禁止されていて、近くに公衆電話もなかった。110番や119番ができない状況だったが「助けを呼ばないでも3人でできる」(溝内さん)と、まずは自転車を引き上げて、女性を救助した。

 女性の親族が「うちの母が助けられた。お礼を言いたい」と同校に連絡があり、救助した約2週間後に学校で会う機会があった。感謝状を受け、長谷川さんは「また、この前みたいに困っている人がいたら助けたい」と話した。(小部亮介)

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