公門寛稀さん(右)の話に耳を傾ける佐賀女子短大の学生ら。他の学生にオンライン配信も行われた=佐賀市本庄町の同校

 災害発生時にボランティア活動に取り組むための基礎知識の習得を目的とした講座が14日夜、佐賀女子短期大学(佐賀市)で開かれた。熊本地震や佐賀豪雨などでボランティアとして活動した公門寛稀さん(30)=大町町=が講師を務め、学生ら15人がボランティアの心構えなどを学んだ。

 佐賀工高を卒業後、愛知県の自動車部品メーカーに就職した公門さんは脱サラして2016年の熊本地震で初めてボランティアを経験。その後は災害支援団体職員として4年間活動し、昨年9月から大町町の地域おこし協力隊の災害支援担当として活動している。

 公門さんは災害ボランティアとしての心構えについて、食料や装備品などの準備は「被災地に負担をかけないように自己完結する」とした上で、被災者に配慮して「一人一人の背景を考えて悩みや思いに寄り添うことが大事」と訴えた。ボランティアの1日の流れについても自身の経験を交えながら伝えた。

 受講した学生は「基礎でも知らないことがたくさんあった」「自分なりの支援の方法を学んでいきたいと感じた」などと感想を述べた。災害ボランティアについて「体力がないからできないと思っていたが、写真整理などもあると聞き、行ってみたいと思えた」と話す女子学生もいた。

 講座は、県内の大学や短期大学で構成する「大学コンソーシアム佐賀 学生支援部会」が主催。毎年のように県内でも災害が発生していることから、有事の際にボランティア活動ができるような組織が必要として企画した。 

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