ビデオ会議アプリを用いて、医療通訳のスキル向上に向けた講座を受講する参加者=佐賀市の佐賀県国際交流プラザ

 佐賀県国際交流協会は16日、県内に暮らす外国人が医療を受ける手助けをする医療通訳サポーター向けの講座を、初めてオンライン形式で開いた。15人が参加し、守秘義務の徹底など医療通訳に求められる行動規範などについて理解を深めた。

 講座は1月末までの3回で、初回のこの日は全国医療通訳者協会の森田直美氏らが講師を務めた。森田氏は、医療通訳には患者に肩入れしすぎないなどルールにのっとった忠実性や公平性が求められると強調。一方で、生命に関する現場だけに通訳者一人一人の臨機応変な判断が重要だとした。その上で「なぜ自分がそう行動したか説明できることが大切」と述べた。

 講義にはビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を用いて、映像や音声によるやりとりの他、チャット機能も試した。参加した英語講師の梶井邦子さん(59)=唐津市=は「行動規範を知っているのと実践できているかは別で、気付きも多かった。今後必要になる遠隔での通訳にも慣れていかないと」と意気込みを新たにしていた。(大橋諒)

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