年始に立てた今年の目標、守られていますか? 私(わたし)たちは何かをがんばりたいと思うとき、ついつい厳(きび)し過(す)ぎる目標を立てがちです。その時はできると思えても、他にもすべきことが出てきて続かなくなることはよくあります。挑戦(ちょうせん)は大事ですが続かないと意味が無くなってしまいます。

 学校でも国連が定めたSDGsの各目標について学んでいることと思います。持続可能(かのう)、続けていけるように取り組みましょうとわざわざ世界中で共有しているのは、まさに、これまでの取り組みが長続きしなかった反省だと言えます。急ぎ過ぎたり、資源(しげん)やお金を使い過ぎたり、人がくたびれ過ぎてしまう極端(きょくたん)なやり方は長く続けられず、話題にはなっても効果(こうか)が少ないということを歴史と経験(けいけん)から学んだということです。

 ではなぜ今までそれができなかったのでしょう。長期休みや新年の目標を立てる時のことを思い返してみましょう。私たちは極端に取り組むのが実は好きで、その方が分かりやすく取り組みやすいからです。しばらくは実現(じつげん)できる上に、それを気持ちよくも感じます。しかし、すぐに「○○すぎる」という状況(じょうきょう)になり、続けることが難(むずか)しくなります。世の中には絶対(ぜったい)に正しい何かというのがあるわけではありません。極端な取り組みだとその反対側にある大事な何かを見落としがちです。ほどよいバランスを見つけることが続けるための条件(じょうけん)であり、一番難しいことです。そのバランスを見つけることが本当の目標と言えるでしょう。(浄土真宗本願寺派僧侶・日本思春期学会理事 古川潤哉)

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