学生時代に指導を受けた兼武順一教諭(中央)に税理士試験の合格を伝えた岩田育実さん(左)と藤岡歩さん=唐津市の唐津商高

 唐津市の唐津商高卒業生の岩田育実さん(21)=東京CPA会計学院熊本校、同市浦出身=と藤岡歩さん(22)=広島会計学院ビジネス専門学校、同市呼子町出身=が、税理士試験に合格した。30代以上の合格者が8割を占める中、若くして難関試験の合格をつかんだ。

 簿記1級や上級の取得が受験資格となる税理士試験では、計5科目での合格が必要になる。本年度の受験者数は約2万7千人で、5科目を取得した合格者は648人だった。2人は一学年違いの会計科出身で、専門学校に通いながら1日約6時間の勉強を続けてきたという。

 高校の授業で簿記の楽しさを感じた岩田さんは「身近な商店の事例に置き換えたりする授業が面白くて、新しいことを知るわくわくがあった」。福岡で就職活動中だが、「恩返しのためにゆくゆくは唐津に戻りたい。相手に寄り添って相談に乗る税理士になる」とはにかんだ。

 藤岡さんは部活を引退した高校3年に本格的に勉強を始めた。学校の先輩が合格をつかみ、「高い目標だと思ったけど『自分でも』と感じるようになった」と話す。「税理士として会社をよりよくしていくことが地域の活性化につながる」との思いを持ち、4月から福岡の税理士法人で働く。

 4日に学校へ報告に訪れ、在学中に指導していた兼武順一教諭(42)は「後輩の目標になる成果を出してくれた。今からがスタートだが、よく頑張ってくれた」とねぎらった。(横田千晶)

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