トレーラーを無償で貸し出した佐賀市のNPO法人「アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PAD)」の後藤忍さん(右)と佐賀市内の医師=佐賀市

 佐賀市を拠点に災害支援活動に取り組むNPO法人「アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)・ジャパン」は13日、佐賀市の病院にトレーラー1台を無償貸与した。新型コロナウイルスの院内感染を防ぐため、外来患者の診察スペースとして活用される。期間は1年。

 患者が車に乗ったまま窓越しで診察する「ドライブスルー方式」を採用している病院では検査件数が増加傾向にある。タクシーや徒歩で来院する患者も見込まれることから院外でも診察可能なプレハブの導入を検討していたが、トレーラーでも代用できると貸し出しを要請した。

 トレーラーは、災害時でも使えるよう机や椅子、エアコンなどが備え付けられており、発熱患者の診断や抗原検査などを行うスペースとして活用される。病院の救急科部長(47)は「医療従事者や入院患者の感染リスクを最小限に抑える必要があるので本当にありがたい」と感謝した。

 A-PADジャパンによる医療機関へのトレーラー貸与は今回で5台目で、後藤忍さん(41)は「災害支援に携わってきた経験を生かして、今後も全力でサポートしていければ」と話す。(井手一希)

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