佐賀県警が2020年に受理した110番は4万1282件で、前年から7948件減少し、記録が残る08年以降で最も少なくなった。県警は、新型コロナウイルスの影響で、外出自粛期間があったことなどが減少の要因とみている。

 県警通信指令課によると内訳は、交通事故や違反など交通関連が1万5224件(前年比3159件減)で、全体の36・9%を占めた。次いで犯罪関連や不審者情報などの「各種情報」が9933件(同1048件減)で24・1%だった。

 高齢者や泥酔者などに関する保護関係は、全体の4・4%に当たる1823件(同162件減)、窃盗や傷害などの刑法犯関係は945件で、2016年から約35%減少した。外国人と思われる人からの通報は、前年の133件より61件少ない72件で、このうち通訳を介したのは8件(同15件減)だった。

 月別では、緊急事態宣言が発令された昨年4月は2995件、5月は3125件で、いずれも前年より1100件以上減少した。県内での感染拡大の「第2波」に当たる夏場も通報は減り、8月は前年より1223件少ない3491件と減少幅が最も大きかった。

 問い合わせや相談など「各種照会」が6495件(同2376件減)で15・7%と、例年と同程度の割合を占めており、県警は緊急性がない場合は警察相談電話(#9110)の利用などを呼び掛けている。(小部亮介)

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