幅5・7メートルの「はやぶさ2」の実物大レプリカ=武雄市の県立宇宙科学館

はやぶさ2のレプリカの下部。右側にある丸い板を地面に打ち込んでクレーターをつくり、真ん中のサンプラホーンで試料を吸い上げ、左上のカプセルに収める

試料を地球に届けた「はやぶさ2」のカプセルの実物大レプリカ。そろばんの玉のような形で、試料が真ん中に入り、左右にはオレンジと白のパラシュートが備わっている

「はやぶさ」の実物大レプリカ。発射時は太陽電池パネルはたたんでいる。奥は「はやぶさ2」

月と惑星の探査のコーナー

 小惑星りゅうぐうの岩石試料を地球に持ち帰ることに成功した探査機「はやぶさ2」の実物大のレプリカなどが並ぶ企画展「ワンダーコスモス~はやぶさ2と宇宙の旅」が、武雄市の県立宇宙科学館で開かれている。はやぶさ2の6年にわたる活動の軌跡や試料を採取する仕組みを間近に見ることができ、クイズや宇宙探査の歴史が学べる展示もある。3月7日まで。

 はやぶさ2は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2014年12月に打ち上げた小惑星探査機。昨年12月、りゅうぐうで採取した岩石試料が入ったカプセルを地球に届けた。会場には、鉄骨や段ボールなどで作られた幅5・7メートル、高さ1・25メートルのはやぶさ2の実物大レプリカを展示している。

 太陽電池パネルを翼のように広げたはやぶさ2の下部には、地面に高速で物を打ち込んでクレーターをつくる機器や試料を吸い込むサンプラホーンと呼ばれる装置、試料を収納するカプセルが付いていて、どのようにして砂などを採取するかが分かる。

 地球から22万キロの地点で切り離され、オーストラリアの砂漠に着陸したカプセルの実物大レプリカもある。幅約40センチのそろばんの玉のような形で、試料を収納する中央部の脇にはオレンジと白のパラシュートが備わっている。

 はやぶさ2の6年の活動の軌跡を紹介するパネルや、“先輩”で、小惑星の微粒子を初めて地球に持ち帰った「はやぶさ」の実物大レプリカも並ぶ。

 月や火星などの宇宙探査の歴史を紹介するコーナーでは、4次元で立体的に宇宙を実感できる国立天文台配信のビューワーソフト「Mitaka」も体験でき、館内10カ所を巡るクイズ企画もある。

 企画展は佐賀県がJAXAと連携するプロジェクト「JAXAGA(ジャクサガ)」の一環として開催。宇宙飛行士の講演などもある。常設展示の入館料(大人520円、高校生310円、小中学生200円、幼児100円)が必要。毎週月曜と2月2日は休館。(小野靖久)

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