佐賀市諸富町の家具メーカー2社でつくる海外向け家具ブランド「ARIAKE(有明)」の新作家具展示会が佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれている。15日まで。
新型コロナウイルスの影響で、スウェーデンで毎年開いていた展示会を断念し、より地元の人に良さを知ってもらいたいと初めて佐賀で開いた。ソファやテーブルなど新作14点の家具は、照明や家具工場で録音した専用の音楽とコラボレーションして一部屋の空間を演出している。
ARIAKEはレグナテック(樺島雄大社長)と平田椅子製作所(平田尚二社長)の2社が手掛けている。高所得者層をターゲットに海外デザイナーを起用して開発し、アジアを中心に輸出。家具産地「諸富」のPRにもつながっている。今回はリモートで商品開発をしたという。
担当の樺島賢吾さん(レグナテック)は「コロナ禍だからこそ、より快適でくつろげる空間の提案を目指した。この機会に諸富家具をさらに多くの人に知ってもらえたら」と期待する。
午前10時~午後5時。後日、ARIAKEのホームページから期間中に撮影した家具の動画を配信する予定。(志波知佳)