秋芽ノリの最終入札の後、出来具合を確かめる生産者=佐賀市の佐賀県有明海漁協

 佐賀県沖の有明海で養殖された秋芽ノリの最終入札会が14日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。今回を含め3回の累計で販売枚数は8億1710万枚で過去最多になった。県有明海漁協は「集団管理の徹底で病気を防ぐことができたため」と説明している。平均単価は1枚11円12銭で昨季より4円ほど安いが、漁協は「新型コロナウイルスの影響でノリの消費も低迷する中、まずまずの値段」と受け止めている。

 販売額は、枚数が多かったため90億8600万円に上り、昨季を8億2200万円上回った。枚数は、これまで秋芽で最多だった2005年の8億1460万枚より250万枚多かった。販売額は単価が安かったため、05年の100億円には及ばなかった。

 今季の秋芽は10月18日の種付けから1月4日までで、期間が長かった。11月に確認されたノリの赤腐れ病の対策を徹底し、拡大を防ぐことができたという。漁協の古賀勝則参事は「海況的には良かったり悪かったりだったが、生産者の努力で秋芽は申し分ない量が確保できた」と話した。

 14日の入札会の販売枚数は3億3385万枚、販売額は30億4560万円、単価は9円12銭。

 漁協は今季、生産17億6千万枚、販売額235億円を目標に掲げ、18季連続日本一を目指している。秋芽が豊作になり、この実現に前進した。2期目の冷凍網は9日に張り込みが行われ、20日ごろから摘み取りが始まる。(宮里光)

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