オンラインによる講演を聞く経営指導員=佐賀市

 小規模事業者の経営や金融などの相談にあたる「経営指導員」の研修会がオンラインで開かれた。佐賀大経済学部の山形武裕准教授ら2人が、リスクに対する備えや事業継続計画(BCP)策定の必要性などを訴えた。

 山形准教授は、2019年に中小企業の経営者らを対象に実施したアンケート調査の結果を踏まえて講演した。BCP策定について製造業や建設業、卸売業などで「必要性を感じていない」と答えた事業者が6割を超えたことを示し、「小規模だからこそBCPの策定が必要。リスクに備えていることが取引先からの信頼につながる」と語った。

 災害や新型コロナウイルスの感染拡大など不測の事態に対応するためには「過去の実績データを積み重ね、利益管理を示すことが重要」と呼び掛けた。

 オンライン研修会には、県内の商工会議所や商工会から経営指導員約70人が参加した。(中島佑子)

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