新型コロナウイルス禍での生活などについて討論する県在住外国人=佐賀市立図書館

新型コロナウイルス禍での生活などについて討論する県在住外国人=佐賀市立図書館

 佐賀県内在住の外国人がコロナ禍の生活や母国への思いなどを語り合うイベントが11日、佐賀市立図書館で開かれた。中国、ミャンマー、英国、ニュージーランドの4カ国の出身者4人が、各国の感染対策の違いなどを紹介した。

 大学で英語を教えている英国出身のジョナサン・モクスンさん(51)は、オンライン授業が定着したことや母国の家族とオンラインで会話する機会が増えたことを紹介。母国は感染者数、死者数ともに深刻な状況が続いており「気持ちの整理がつかない時期もあった」と吐露した。

 各国の感染防止対策について、分析や持論を展開する一幕もあった。吉野ヶ里町の僧侶、ウィズフォード・スティーブンさん(42)は母国・ニュージーランドの国境閉鎖やロックダウン(都市封鎖)の導入について「日本は『コロナと共に』という考えだが、ニュージーランドはコロナのない状態を目指した」と報告した。

 佐賀市の民間企業で働く中国出身の楊建新(ヨウケンシン)さん(38)は、母国の中央政府の強大な権力を引き合いにしながら「日本はもう少しスピード感を持って対応してもよかったのでは」と持論を述べた。

 市民ら約20人が参加した。主催は行政書士らでつくる「くらしサポートさが」と佐賀市国際交流協会で、県内在住外国人を招いてさまざまなテーマで語り合うイベントを毎年開いている。(松岡蒼大)

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