雪が舞う中、冷凍網を張り込む漁業者=佐賀市東与賀町沖の有明海

 生産日本一を誇る佐賀県の養殖ノリで9日、冷凍網の張り込みが始まった。雪が舞う中、県沖の有明海に明け方から漁業者が繰り出し、網を次々と支柱に取り付けた。秋芽は例年にない豊作となっていて冷凍網にも期待がかかる。摘み取りは19日ごろから始まる。

 解禁は7日の予定だったが、雪やしけの影響で9日明け方に変更された。沿岸の各漁港から約800隻が出港し、沖合の漁場で小さな箱船に乗り換えて作業した。秋芽が3~5センチほど伸びた段階で海から引き上げ、冷凍保管していた網を2人1組で手際よく取り付けていった。10日までに約30万枚を張り込む予定。

 県有明海漁協の江頭忠則専務理事は「水温は10度を下回っている。水温が低いと成長は抑制されるが、佐賀らしく柔らかい良質なノリが採れるのでは」と品質の向上を期待する。

 秋芽ノリの販売枚数は8億1700万枚で過去最高を見込み、漁協は今季全体で生産17億6千万枚、販売額235億円を目標に18季連続日本一の達成を目指している。冷凍ノリの初入札は28日。

このエントリーをはてなブックマークに追加