国道208号をゆっくりと進む車=9日午前8時15分、佐賀市の新栄小学校前

 九州北部地方の上空約1500メートルに氷点下12度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込んだ影響で、佐賀県内は9日明け方にかけて断続的に雪が降り続け、佐賀市で7センチの積雪を記録した。県内では8日夕方から9日にかけて雪によるスリップ事故が複数確認されており、佐賀地方気象台は、降雪や路面凍結による交通障害、雪による視界不良などに注意や警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、9日午前5時現在(速報値)に佐賀市駅前中央の観測点で7㌢の積雪を確認した。佐賀市川副町では午前5時29分に今季最低となる氷点下6・7度を記録し、嬉野市でも同5・7度を今季一番の冷え込みとなった。10日明け方にかけて断続的に雪が降り続ける見込みで、同日午前6時までの24時間に、いずれも多いところで平地5センチ、山地10センチの積雪を予想している。

 雪の影響で交通機関にも乱れが発生している。

 JR九州によると、長崎線の鍋島駅で長崎行きの普通列車(4両編成)が運転不能となった。雪の影響で、屋根上にあるパンタグラフから電気供給ができなくなったことが原因とみて、調べている。乗客5人にけがはなく、後続の列車に乗車した。

 ANA(全日空)は佐賀空港を発着する羽田便3便を欠航し、午後以降の便についても「天候状況を確認している」としている。県内の高速道路は、長崎自動車動、九州自動車道、西九州自動車動のいずれも通行止め。西日本高速バスは佐賀-福岡空港、佐賀-福岡(天神)の始発から運行を見合わせている。県警各署によると、積雪や路面凍結による物損事故などが複数発生しているという。県は、大雪による人的被害や住家被害はないとし、午前6時現在で、国道263号や国道444号などで通行止めが発生していると発表した。

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