妊婦さん、婦人科の患者さんの中には、自分の症状や病気について、インターネットでいろいろと調べている方がいます。インターネットのサイトに次々とアクセスして、見て回ることをネットサーフィンと言います。

 情報の波にのまれて、波間を漂うイメージです。

 インターネットには、正しいことも間違っていることも同じようにもっともらしく活字で書いてあります。自分が見ている情報が果たして正しいのか嘘なのか判断するのは難しいと思います。

 何か心配なことがあってインターネットで調べていたら、ますます不安になってしまったというアンケートの結果があります。

 処方された薬も、昔は医師に処方されるままに疑わずに飲んでいた方が多かったと思いますが、今は薬剤名を入れて検索すれば、すぐに詳しい薬剤情報が出てきます。

 自分の体のことですから、きちんと把握するのは良いことだと思いますが、あまりに疑心暗鬼になってしまうと逆効果かもしれません。

 本来は、不安に思うことや納得がいかないことは、主治医に聞いてみるのが一番いちばん良いのでしょうが、診察室ではつい遠慮したり緊張したりして聞き損なってしまう方も多いかもしれません。

 妊婦さん用には、「Babyプラス」という日本産科婦人科学会が作っているアプリがあります。産婦人科でもQRコードが書いてあるカードを妊婦さんに配っていると思います。

 自分の出産予定日を入力すれば、「今日が妊娠〇週〇日で、赤ちゃんの大きさはこれくらい」と分かりやすく教えてくれて、心配な症状も解決できます。

 インターネットの利用は自分のためになるようにしましょう。

逆に不安になるようなら、うのみにせず、信頼できる主治医に相談してください。(伊万里市 内山産婦人科副院長、県産婦人科医会理事 内山倫子)

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