屋根などに雪が積もり、一面が白くなった住宅地=8日午前7時ごろ、佐賀市日の出周辺

大雪の影響で通行止めとなった長崎道鳥栖インターチェンジ=8日午前8時50分ごろ、鳥栖市田代本町

大雪の中、滑らないように気をつけながら登校する中学生=8日午前8時55分ごろ、鳥栖市田代本町

 九州北部上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込み、佐賀県内は8日、5年ぶりに大雪警報が出され、平地でも4センチの積雪を記録した。9日も警報級の大雪になる見通しで、佐賀地方気象台は、降雪や路面凍結による交通障害、雪による視界不良などへの注意を呼び掛ける。

 県内の大雪警報は2016年1月24日以来になる。気象台によると、8日午前5時(速報値)に、佐賀市駅前中央で4センチ、伊万里市で1センチの積雪を観測。最低気温は同日午後8時現在、杵島郡白石町で氷点下5度を観測するなど、県内4地点で今季最低になった。

 9日も強い冬型の気圧配置が続き、平地、山地ともに大雪になる可能性がある。最低気温は佐賀市で氷点下3度、伊万里市で同2度を予想し、同日午後6時までの24時間に、多いところで平地10センチ、山地20センチの積雪を見込む。10日は、午後6時までの24時間での積雪は平地1~5センチ、山地5~10センチとみている。

 JR九州は、信号トラブルなどの影響で8日早朝から遅れや運休が発生し、9日の運行について「最新の運行情報をホームページなどで確認してほしい」としている。全日空(ANA)は9日、佐賀空港発着の羽田便の3便を欠航する。

 県警のまとめで、8日午前8時半までの24時間(速報値)に、積雪や凍結による人身、物損事故は計120件発生し、山地では車両数台が立ち往生するなどした。NEXCO西日本(西日本高速道路)によると、長崎自動車道や西九州自動車道、九州自動車道では8日、通行止めが発生した。

 県教育委員会などによると、11市町の小中学校と義務教育学校、県立中学・高校と特別支援学校、私立高校の計130校が臨時休校。登校を遅らせた学校も計78校あった。県は8日、大雪に備えて災害警戒本部を設置した。(取材班)

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