佐賀市唐人で「アートスタジオ・チョークミント」を開いている吉村麻沙美さん(38)と生徒の作品展が、佐賀市松原の三井住友信託銀行佐賀支店で開かれている。漆黒の背景に鮮やかな色彩で描かれたチョークアートが並び、来店者を楽しませている。15日まで。
チョークアートはオーストラリア発祥の看板アートで、オイルパステルと呼ばれるクレヨンに似た画材を用いて手描きしている。同行のロビーや相談用ブースには、闇夜に浮かび上がる白鳥や緑がまぶしい植物のほか、イノシシやウシなどの干支(えと)を題材にした作品が展示されている。
作品展は、佐賀市の商店主が講師となり、専門知識や技術を伝える「まちゼミ」に同行の行員が参加したことがきっかけで実現。吉村さんは「コロナ禍で恒例の教室展が開けなくなる中、発表の機会ができてうれしい。グラデーションの美しさなどを楽しんでもらえたら」と話す。(大橋諒)