3月から出荷が始まる新品種のミカン。実のプチプチ感が特長になっている=唐津市浜玉町

新品種のミカンを収穫する加茂達也さん=唐津市浜玉町

 佐賀県が開発した新品種のミカン「佐賀果試35号」の初収穫が7日、唐津市浜玉町であった。中晩柑(ちゅうばんかん)で糖度があり、プチプチとした食感を特長としている。3月に出荷し、関東や関西、佐賀、福岡の市場でデビューする。

 かんきつ類を県のオリジナルブランド化するのは36年ぶりで、県果実試験場が1996年から開発した。「西之香」と「太田ポンカン」を交配し、2017年に品種登録している。ブランド名は2月上旬に発表される。県内農家10戸が先行してモデル的に栽培し、出荷量32トンを見込んでいる。

 7日は浜玉町のハウスミカン農家、加茂達也さん(53)=JAからつ果樹部会長=の農地で収穫が始まった。18年に無加温のハウスで苗から育てて、今年初めて実を付けた。糖度は12、13度で、加茂さんは「実のプリプリ感があり、糖度と酸味のバランスがいい。佐賀のかんきつ産業が潤う品種、中晩柑のエースになってほしい」と期待を込めた。

 生産者はさらに増えており、現在は58戸が栽培している。(横田千晶)

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