最近は住宅事情もあり、手軽に飾りやすいコンパクトサイズの親王飾りを求める人が多いそうです。優しい色合いの衣装と今風の顔立ちが人気です。「彩雲雛」は豪華なしつらえで、飾り台は横幅75センチ、奥行き40センチです。価格は45万円。

立ち雛もあります。手に紅白の梅を持つ「紅梅白梅」は少し目をふせたかわいらしい表情が魅力的です。立ち姿だけでなく、顔や髪型、衣装なども作り手によってさまざまです。価格は18万円。

ひな人形の衣装となる佐賀錦は、縦に金・銀・漆の箔(はく)糸、横に絹糸を通して織り上げており、織り手の個性が光ります。写真は「彩鳳雛」で25万円。

ひな人形作りでは、模様の異なる佐賀錦の生地を組み合わせていきます。1対を作り上げるのに、1年近くかかることもあるそうです。

 子どもの健やかな成長と幸せを祈って飾るひな人形。佐賀県内の大型商業施設や専門店などでは、昨年末からひな人形の展示販売が始まっています。購入者の中には、1年以上前から何回も見て回って品定めする人も多いそうです。

 佐賀にゆかりのひな人形を欲しいと思っている人もいらっしゃることでしょう。今回は、優美で気品あふれる手織りの佐賀錦のひな人形を手掛けている佐賀錦振興協議会の皆さんに、すべて一点ものというひな人形の魅力を教えてもらいました。(志波知佳)

 

佐賀錦振興協議会

DATA

[住]佐賀市松原4-3-15 佐賀市歴史民俗館・旧福田家

[電]0952(22)4477

[時]9時半~16時半(月曜休館)

※新年の展示は2月11日から3月21日までの予定。価格は全て税込みです。

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