小城市商工会青年部(水田誠部長、22人)は、管内の牛津、芦刈町にある16の少年スポーツクラブに消毒液と自動の噴霧器を贈った。新型コロナウイルス対策に努めながら練習に打ち込めるように、会員たちが手分けして配った。
野球やバドミントン、剣道など各地域で活動しているスポーツクラブが対象。各クラブの人数に応じて5リットル入りの消毒液を1~5本ずつ、手をかざすと自動で液が霧状になって出る噴霧器を1~2個ずつ購入し、2020年10月から年末にかけて全クラブに贈った。
青年部の活動も新型コロナの影響を受けている。本年度の「若い経営者の主張大会」や、牛津町の産業まつりは中止に。地域や会員間のつながりを維持し、感染防止と社会活動の両立を支える取り組みとして、消毒液の配布を決めた。
水田部長(43)は「厳しい経営環境に置かれている会員もいる。みんなで協力して苦境を乗り越えていきたい」と話した。(谷口大輔)