宇宙産業をテーマに意見を交わした山口祥義知事(奥左)と「Space Biz for SDGs」のメンバーら=佐賀県庁

 宇宙ビジネスを起点に地域の課題解決を目指す団体のメンバーらが6日、山口祥義知事と宇宙産業をテーマに意見交換した。宇宙に関連した技術を農漁業など佐賀の産業に生かし、地方創生につなげる可能性を語り合った。

 内閣府と佐賀県が昨年12月に佐賀市で開いた「クールジャパン推進会議」で宇宙が話題に上ったことをきっかけに、宇宙関連のベンチャー企業などでつくる「Space Biz for SDGs」の白坂成功慶応義塾大大学院教授ら5人が県庁を訪れた。

 白坂氏らは、宇宙産業は遠い存在という印象が世間にある一方で、衛星利用測位システム(GPS)や気象衛星など暮らしに密接している分野が急成長していると説明した。その上で「宇宙業界だけでは問題を解決できず、生活者や企業とつながって初めて新しいことができる」と、陶磁器産業や教育、医療も含めた連携の可能性に言及した。

 山口知事は「地方の問題解決に伴ってビジネスが生まれる。佐賀はチャレンジフィールドとして適している」と述べ、佐賀を舞台に実証試験が展開されることに期待感を示した。

 白坂氏らは2月以降に再び来県し、各分野の関係者と意見を交わす予定。(円田浩二)

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