九州知事会のウェブ会議で佐賀県の新型コロナウイルス感染状況を報告する山口祥義知事=佐賀県庁

 九州と山口、沖縄の9県でつくる九州地方知事会は6日、新型コロナウイルスへの対応を協議する臨時のウェブ会議を開いた。政府が緊急事態宣言を再発令するのに備え、対象となる東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県や感染拡大地域への移動について、自粛や慎重な判断を各県民に呼び掛ける方針を確認した。

 国内で6日に報告されたコロナの感染者は初めて6千人台に達した。福岡、宮崎両県で過去最多を更新するなど九州・沖縄でも初めて600人を超えた。福岡県の小川洋知事は会議に先立つ記者会見で、宣言発令の決定後、首都圏との往来自粛を県民に求める考えを明らかにした。

 知事会は前回の緊急事態宣言中だった昨年春には、県境を越える移動自粛を統一して要請したが、今回は各県が感染状況に応じて具体的な呼び掛け内容を判断することにとどめた。会長の広瀬勝貞大分県知事は終了後に記者会見し「感染の度合いは違うので、統一してあまり厳しいことを言う必要はないという意見もある」と説明した。

 会議は冒頭のみ公開され、各知事からは年末年始の帰省を通じた感染が増えているとの指摘が相次いだ。手洗いなど基本的な対策の徹底や、会食を通じた感染の防止を続けることでも一致した。

 佐賀県の山口祥義知事は、県内では幅広いウイルス検査で感染経路を追えており、病床も逼迫(ひっぱく)していないと説明し「1都3県、関西圏の感染者数を減らすことが肝要だと九州知事会から訴えてほしい」と述べた。

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