唐津市浜玉町平原地区で60年続く「東山流・平原華道会」は、70、80代の10人が定期的に研修を重ね、腕を磨いている。会員は華道歴20年以上のベテランぞろいで気心も知れた仲。研修後の茶話会では世間話に花が咲きストレスも解消、和気あいあいの時が流れる。文化祭や敬老会など町の行事にも毎回出品し、地域に“華”を添え喜ばれている。(地域リポーター・古川ゆかり=唐津市)
栗原 務会長(82)
花を生けると気持ちが明るくなり地域に貢献できてうれしい。地区の文化を受け継ぐ若い人にも参加してほしいなぁ。
脇山 昌子(あきこ)さん(89)
花を愛めでると心がほぐれるし皆との出会いも楽しい。今年も皆に感謝して花を楽しみ、健康に過ごしたいね~。
小形 朔生(さくお)さん(79)
花で季節を感じて床の間に飾ると気持ちも新たになる。花材取りで山へ入るので足腰を丈夫に保ちたい。
脇山 幸雄(ゆきお)さん(76)
花が好きで自宅周辺は年中、花木を切らさないように手入れをしている。自分で育てた花材を生けるのは楽しいよ。
古川 光一さん(81)
お寺にも献花しているのでうまく生けたいが難しい。カメラで紅葉を撮るのも好きで、有田ダムに行くのが楽しみ。