全国的に新型コロナウイルス感染の「第3波」が広がる中、佐賀県内でも昨年11月から連日のように感染確認が続き、12月は159人と月別の感染者数で最多になった。家族間で感染したケースが目立つほか、県外との往来が影響したとみられる感染確認も相次ぎ、県は封じ込めに向けて警戒感を強めている。

 昨年11月から今年1月5日までに県内で感染が判明したのは計256人で、1人目が確認された3月からの延べ感染者数510人の半数程度を占める。症状は軽症や無症状の人が大半を占める一方、11月と12月には計3人が亡くなった。

 256人の内訳は男性137人、女性119人で、年代は40代が最多の17%を占め、10~60代もそれぞれ10%台と、幅広い年代に感染が及んでいる。県は「まん延を徹底して封じ込める中で幅広く調査と検査をした結果、陽性が確認されている」と強調する。

 県は家族間で感染するケースが目立っていることを特徴の一つに挙げる。4日には佐賀市の70代女性と同居の家族4人、別居の家族1人の感染が判明した。

 県外に由来する感染確認も続き、福岡県での勤務や会食が絡むケースに加え、年末年始に東京都などから帰省した人の感染も分かった。

 5日時点の入院患者は38人で、県内の専用病床281床に占める割合は13・5%になっている。1日から4・7ポイント上昇したが、病床が足りない状況にはない。

 県は予防策として毎朝の検温を促しており、体調が優れない場合は出勤や登校を控えて医療機関に相談するほか、家庭内でもマスクを着用するように呼び掛けている。(円田浩二)

このエントリーをはてなブックマークに追加