佐賀県外から帰省してきた新成人らに感染防止の徹底を呼び掛けた山口祥義知事(右)=5日午後、県庁

 佐賀市など佐賀県内11市町で成人式が開かれる今週末の3連休を前に、山口祥義知事は5日、新型コロナウイルスの感染リスクが高い成人式後の同窓会やカラオケ、マスクなしでのドライブなどを自粛するよう呼び掛けた。県内の新規感染者数の最多を更新した4日の23人について「現時点で(感染経路は)追えている」としつつ、9日からの3連休が「踏ん張りどころ」との認識を示した。

 県庁で開いた対策本部会議では、4日の感染者23人のうち3人が首都圏からの帰省で、うち1人とカラオケで接触した県内の友人3人も陽性だったことが報告された。帰省した人の家族にとどまらず、友人らに感染すると、さらにその家族にも広がり、感染経路を追うのが困難になるとの懸念が示された。

 今週末は11市町で成人式が開かれ、感染拡大地域からの帰省者と接触する機会も増えることから、山口知事は成人式自体に問題はないとしながらも「式後の同窓会やカラオケ、マスクを外してのドライブは控えてほしい」と強調した。

 一方、県内は市中感染や飲食店、医療機関のクラスター(感染者集団)が見られる状況にはないとし、飲食業界の支援策「Go To イート」などで県内消費を促す局面に変わりはないとした。

 7日にも首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言の発令が決定されることを受け、山口知事は記者団に「地方が収束しないのは首都圏や関西圏の感染者数が減らないことが原因だ。(昨年4月の前回宣言の後のように)すぐに人の動きを復活させるのではなく、しっかり追い込んでほしい」とくぎを刺した。(栗林賢)

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