佐賀県は5日、新たに10~70代の男女10人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内での感染確認は延べ510人になった。
県によると、内訳は佐賀市の60代男性、鳥栖市の50代女性と70代男性、唐津市の20代と30代の男性、武雄市の70代女性、西松浦郡有田町の60代女性、福岡県の10代男性2人と30代男性。このうち6人が新規のウイルス検査で判明した。
前日に感染が分かった23人の内訳は年末年始の帰省関係が6人、家族や親族関係が12人。さらに福岡県からの検査依頼2人、職場関係1人、新規2人とした。
帰省関連では、芸能活動をしている東京都の10代男性が2日、佐賀県内で友人の男子大学生3人と一緒にカラオケや自家用車での移動をしており、いずれも感染が確認された。千葉県の20代男性は2日に友人6人と接触し、このうち1人の感染が5日に判明した。神奈川県の40代男性は母親の感染が確認された。
このほか、佐賀市の70代女性は同居の家族4人と別居の家族1人を含め、計6人の感染が分かった。
県健康増進課の井田政和課長は「全国的に感染が拡大する中、帰省や家族の集まりの影響が出てきたと思う。感染が広がらないように封じ込めを図っており、冷静に対応できている」と述べた。(円田浩二)